助成金・補助金は利用するためにある

集客動線

知財関連費用の助成金(東京)

東京都や23区では、知財関連の費用に対する助成金の制度があります。

(他の県や市区でもたぶん探せばあります。)

企業本社の集まる千代田区でも独自に知的財産権関連費用の助成金制度を持っていて、資料を見ると申請書類はかなり簡便化されています。申請書類の作成だけなら2時間もあればサクッと作成して出せそうな印象です。もちろん、特許や意匠、商標の出願準備〜出願等の手続き〜手続き完了報告の受領と代理人請求書の処理などにかかる期間は別途発生します。それさえ済んでいればの話です。

産業財産権取得支援補助申請の手引き(令和4年版)※
※この投稿を書いているのが令和5年3月3日なのでまだ令和5年版は発表されていません

東京都知的財産総合センターの外国出願関連費用の助成金は、説明資料、Webページともに複数ページにわたっていて複雑。出たー!お役所ダンジョン!って感じです。だけど助成額は大きいので、外国へも特許出願したいけど費用面で諦めてきた企業さんには嬉しい制度だと思います。

外国特許出願費用助成事業(令和4年度)

製品開発費用の助成金(東京)

特許出願は現実的ではないからやらない(特許は日本国内の出願手続きだけでも40〜50万円/件はかかります。権利化まで含めたら百数十万円になります)という中小規模の事業者さんも多いかもしれません。そんな場合でも、新製品の開発費用のサポートが受けられる助成金もあります。公益財団法人東京都中小企業振興公社のやっている「新製品・新技術開発助成事業」です。

こちらはファブレス企業(自社の製造設備を持たない企業)でも、仕様策定やテスト等の開発の主要な部分は自社で行っていれば申請可能です。(※開発実施場所が東京都内または近郊でないとならないという条件もあるので要注意)

そうはいっても申請書類の準備は大変です。
申請の条件を確認して自社がその要件を満たしているかをチェックしたり、開発品の販売開始はいつからOKになるの?うちの事業計画との兼ね合いはどうなるの?等の細かい疑問を解消したりしつつ、請求書や領収書、契約書の写しを揃えたりしなくてはなりません。
タイムスケジュール管理も必要ですし、請求書類も申請様式が定めるように取引業者から発行してもらう必要もあります。

助成金申請にリソースを割けないなら

助成金申請書類の準備は、知財部や法務部のない中小企業や個人事業主にはハードルが高いですね。
知財関連に限らず、こういう申請書類作成に人的リソースが割けないことで助成金の申請を諦めちゃっていませんか?もったいないのでそういう時でもどうぞ遠慮せずにお声をかけてください。バックオフィス業務はお手のものです。
採択されたら数十万〜数百万とかの助成金や補助金を諦める必要はありません。制度は使うためにあるのです。資力があったり人脈に恵まれているなら、信頼できる行政書士さんに相談するのもいいでしょう。

ここでは主に東京都に本社、本店のある企業・個人事業主向けの助成金をご紹介しましたが、他の地域での助成金・補助金の有無もお調べします。
下記から遠慮なくご相談ください。

     

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    ABOUT US

    Rika
    オンライン秘書。アイディアとブランド特性を言語化・見える化し、集客動線と仕事を整えてビジネスの加速をサポートするのが得意。 ビジネスの根幹となる大切な想いを共有しながら、調査、仕組作り、IT系業務、ライティング、プロジェクトマネジメントなど、諸々の業務をお手伝いします。必要と判断したら適切な外部業者をご紹介することもあります。(紹介料はもらっておりません) お仕事の依頼はminerva.231011@gmail.comまで。