事実だけなら書くに値しない?
HPやブログ、助成金申請書類作成などのサポートをさせていただいている、某法人社長さんがいるのですが、建設業界に長くいらしたので(今は少し違うお仕事をされています)書くものも質実剛健。
事実をただそのまま書いておしまいにされてしまって、その情報の意義が伝わりにくくてもったいない。
ご本人も、「ブログに書くことがない」とこぼされる。
「事実をそのまま書くだけ」だと確かにドラマチックじゃないし、こんなの発信する意味あるんかいなって思ってモチベーションも下がりますよね。
ブログに限らずSNSでの投稿も同じです。
「事実を書くんでしょ?でもこんなこと書いてもつまんないやん」という悶々がもしあるのなら事実の範囲の見直しと、書き方をちょっと変えてみてはどうでしょう。
伝える情報を豊かにするという考え方
研修会をしたというケースを例に説明します。
という限られた事実だけ書いて終わりだと読むほうも「さよか。」で終わっちゃう。
でもそこには書くに値する大事な情報がたくさん詰まっています。
まずは書く事実の範囲を広げてみましょう。
・どこで
・なんのために
・誰が主催で
・自分はどんな役割で
・どのような内容の
・どんな人たちが何名ぐらい参加してくれて
・どんな雰囲気で
・どんな感想や意見をもらったのか
・どういった経緯があって開催に至ったのか
というたくさんの事実に基づく情報を可能な限り出すだけです。
これらを加えて書いてみます。
以前、つくば市で開催した同じ研修会に参加されたXX協会の方が、「同じ講座をぜひひたちなか市でもやってほしい」と市に働きかけてくださり、今回の研修会の運びとなりました。
当日参加されたのは32名。何名もの方が熱心に質問をしてくださって、そこからまた質問が飛び出すなど、活気のある研修会となり、予定時間を5分オーバーするというハプニングもありました。
「複数のアプリを別々に使っていて不便だったけど、GASで連携させたらいいんだとわかった」「すぐに使えそうなケースの紹介が多くて役に立った」というご感想をいただき、講師として嬉しい限りです。
事実の範囲を広げるだけでここまで情報量を豊かにできます。
GASに興味がない人が目にしても「講師として教える立場にある人=プロフェッショナルなんだな」ということだけはわかる。興味がある人がちゃんと読んでくれるなら、具体的な地名を書くことでどこまで出張してもらえそうなのかの目安にもなるし、会の雰囲気を書くことでどんな感じの講師なのかもなんとなく想像してもらえます。
次に書き方をちょこっと変えるについてですが、これは最後に自分の感情・感想を添えるだけでも十分です。これをやると読み手に共感が芽生えます。
「書くことがねえなぁ!」「書いたところでよお!」とやさぐれちゃわずに、なんでも書いてみてほしいのです。書くことには必ず書き手の価値観があらわれますから、記事・投稿を積み重ねると、あなたの価値観に共感してくれる人たちが集まってきてくれます。
こういうことが苦手でそもそも言語化に時間がかかっちゃう場合は、今日(2/25)の20時から受付開始する無料相談にいらしてください。
追記:受付開始しました。下記からお申し込みください。