初心者のWordPressテーマ選び

アイキャッチ画像・ワードプレステーマの悩み ウェブ構築の基本

ホームページを作るときのお悩みを教えてくださいとFacebookで呼びかけたところ、WordPressのテーマ(テンプレート、サイトの見た目や機能を決めるデザイン)はどれを使ったらいいのか話からなくて悩んでしまうとの意見が多くありました。

WordPressのテーマ選びの鉄則

見た目のレイアウトがすっきりしていて、操作はわかりやすい。選択肢も充実していてカスタマイズが簡単なら言うことなしです。

しかし、いきなり壮大な野望を掲げる前に、どのテーマなら自分のニーズとレベルに合うのかを冷静に考えてみてください。

ホームページもブログも更新し続けなくては検索エンジンからも読者からも評価されません。だから見た目がいくらカッコよくても、「更新作業が難行苦行だから放置」してしまうようなテーマではだめなのです。

WordPressに手を出しかねている、無料ブログサービスぐらいしか操作したことがないのなら、無料テーマをいきなり使ってはなりません。無料テーマは98%が英語版しかありません。ヘルプもカスタマイズの説明も全て英語です。わたしは語学力とスキルで乗り越えましたけど、難儀しました。だからはっきり言えるのは、【初心者なら日本語で操作できる有料テーマをつかうべし】。これはゆずれません。

有料テーマを選ぶ前に明確にしておきたいこと2つ

日本語の有料テーマは数もカスタマイズのバリエーションも増えてきました。有料でカスタマイズのほとんど全てを請け負ってくれるような企業もありますが、いきなり何十万ものお金をかけられそうにない場合は、10,000円から30,000円の間で優れた有料テーマがいくつもあるので検討してみてください。

有料テーマのデモサイト(カスタマイズ見本)は、玄人が本気でカスタマイズしています。デザイナーもついているので、どれもカッコよく見えてしまいます。だけど騙されてはなりません。あなたは素人です。ウェブ職人たちの本気が詰まっているデモサイトそっくりそのままに、自力で作り上げられるわけもないと思っておいて間違いはありません。

有料テーマを選ぶのは雰囲気に流されてしまうと痛い目に遭います。だからデモサイトを見る前に、自分の「条件」を明確にしてください。

1. 重視ポイントを明確にする

簡単に言うと、下記のふたつにわかれます。

  • 自分の美意識重視なのか(隅々までカスタマイズしたい)
  • 自分の維持管理能力から選ぶのか(続けられなければ意味がない!でもスキルに不安がある…)

前者はもしあなたが素人なら速やかにホームページ製作業者へ依頼しましょう。悪いことは言いません。美意識が強くてどうしても美しく洗練されたサイトを作りたいのなら、餅は餅屋です。エステや高級路線のサロンなどは、集客媒体としてサイトにもお金をかけるべきです。
本業ではないもののパソコンオタクを自認していて自力カスタマイズががっつりできる人なら、(わたしのような人)隅々までカスタマイズできる有料テーマを選ぶのがおすすめです。

後者は非常に現実的で、多くの方がこれに当てはまるのではないでしょうか?後者は「格別なウェブの専門スキルがなくても自分で更新や修正ができるテーマ」という選び方にしておきましょう。

2. サイトでやりたいことを明確にする

当然ですが、そのサイトでやりたいことをはっきりさせましょう。

  • 趣味のサイト(売ることは考えなくていい)
  • 副業のサイト(サイト構築&更新作業にかける時間は少なくしたい)
  • 本業のサイト(ウェブ集客したい)

こんな感じで、サイトでやりたいことを明確にしましょう。

サイト構築や更新作業にかける時間は極力抑えたいですよね。起業したてで時間に余裕があるのならたくさんの時間が割けるけど、仕事が軌道に乗ってきてからは、効率よく作業したいものです。
そうなるとカスタマイズの幅や選択肢が広すぎるのも、かえって考えものです。

また、無料ブログサービスしか使ったことがない人は、WordPressの固定ページの概念、ランディングページの正しい使い方、集客動線のあり方、美しいコーディングと正しい文章作法の重要性をご存知ないようですので、そこらへんの理解をスッキリさせてからWordPressに移行するのがいいと思います。WordPressがあなたにあっていない場合もあります。

サイトでやりたいことを決める時、どんなふうに働きたいのかが大事になってきますので、ホームページ作りの作業は、自らの仕事に対する価値観と向き合う作業にもなります。だから一人でやるより誰かの手助けがあった方がいいのです。悩んだら気軽にご相談ください。

検索してレビュー記事で情報収集

「ワードプレス 有料テーマ おすすめ」などで検索してみると、様々なブログ記事がヒットしてきます。それらの記事を読んで比較検討してみるのが最初の一歩です。


良さそうだなと感じられたテーマが絞れてきたら、そのテーマを検索語にして、同じテーマを使っているユーザーによるレビュー記事やトラブル解決記事などをざっと見ます。見てみると「どうやらこれはかなりマニアックな人向けらしい」「素人でもカスタマイズが簡単らしい」と、傾向が掴めてきます。

いちばんいいのは、同じテーマを使っている知人などに、実際の使用感や操作で大変だったところなどを教えてもらうことです。検索して事前にリサーチできる情報には限りがあります。自分が想定していないことは検索できないからです。
とりわけWordPress特有の用語や馴染みのないウェブ専門用語は、知らないままで情報に接しても、「で、それが結局なんなの?」で終わってしまいます。

わたしは本業で使うテーマには、CTAやランディングページをWordPress内に設置できるテーマをおすすめしています。また、レスポンシブタイプや、スマホでのメニュー表示の個別設定は必須です。

安定して誰にでもお勧めできるテーマ

ブロガーからWordPress初心者まで愛用するオープンケージ社製品

わたしはOpenCage社のテーマを愛用しています。日本語でカスタマイズできますし、たくさんの人が使っています。また、カスタマイズで必要な操作を全て記憶していなくても、ウェブ上に操作ガイダンスが公開されていますので、いつでも参照できます。(下の画像は[テーマの使い方]にマウスオーバーしたところのスクリーンショットです。ここからいつでも自分が使っているテーマの使い方が見られます。各テーマのページも充実しています)

オープンケージ社サイトスクリーンショット

 

サポート充実!スタイリッシュなEmanon Business

ビジネスではEmanon Businessもおすすめしますが、こちらはオープンケージ社の各テーマに比べて玄人仕様で、カスタマイズがわかりづらく操作も煩雑で、慣れるまでは手間取るというのがわたしの率直な感想です。ただし、サポートは迅速で的確です。

Emanonビジネスのスクリーンショット

金なら払う。New Standardがあるじゃないか

もう全てを丸投げしたい!金なら払う!といえる人にはNew Standardもいいでしょう。
こちらはその人のレベルやニーズに合わせて、プランが選べます。

New Standard

初心者向けのセット商品や無料サポートのついたプランがあるので、「よし、ギュッと作業するぞ!」と、作業に充てる期間を区切って作業したい人にはいいと思います。

いずれにしても、専門知識とスキル、SEO対策のノウハウなどがないと、集客できるサイトは構築するのに時間とお金がかかるものです。個人事業主なら、どこにどれだけの予算を振り分けられるのか、そしてそれをいつまでに回収するのかを目処を決めてからウェブサイト構築に取り組んでくださいね!

今日の記事を読んでみたものの、どこから手をつけたら良いのかわからない…と途方に暮れてしまった方は、お気軽にご相談ください。