前回の記事ではウェブサイトを持つと決めた時、用意しておくべきことを3つに絞って書きました。
今日はありがちな「元のブログはどうするの?」という問題について書きます。
サイトリニューアルや新たにホームページを作るときに考えて欲しいのが、これまで使ってきた、同じテーマで運用してきたブログの扱いです。閉鎖するのか、中身はどうするのかなど決めていますか?これを放置するのはSEO対策的に得策とは言えません。
適切な引用?パクリ?
検索エンジンは情報の質:信頼度、文章の質と量、引用が適切になされているか、外部リンクが多すぎないか、スマホからの閲覧者にとって不便ではないか、よそのサイトとそっくりな文章はないか、そんなことまで見ています。
特に剽窃問題:いわゆるパクり問題は著作権に関わる重大問題ですので、検索エンジンも「これはパクリ?それとも違う?」という見極めの精度を高めています。引用であることを明記せずに他人のサイトから文章をコピペしていたら、それは悪意あるパクりだと判断されてしまいます。
そうなるとサイトに対する検索エンジンからの評価が下がり、SEO対策としては最悪です。
「よそのページの文章と完全に一致する文章が、自分のブログやサイトの中にあったらパクリ認定されてしまう」と考えると明解です。これは日付が新しい方が不利になります。
ブログの所有者の関係までは検索エンジンは調べてはくれません。だから、もしあなたが以前のブログで書いた記事を新しいブログでも使いたい場合は、元記事の方は削除しておくのがいいでしょう。
元のブログはどうするのがいい?
- 最善策は
アカウントはそのままにして全ての記事を引っ越しさせ、
アクセスしてきた閲覧者は新しいサイトへ自動的に転送されるように設定。
半年から1年後にはアカウントを削除して完全に閉じる。
(検索上位に表示されないなら迷わずこれを選ぶ) - 次善策は
昔のブログの中からアクセス数の多い記事だけ新ブログへ引っ越しさせ、アクセスは可能なままにしておく。
リダイレクト機能が使えないなら、トップページに新しいブログへのリンクを貼る。
(コンテンツ量が多く、検索結果の2ページ目までに表示されていたり、ブログサービス内でのコミュニティ交流を盛んにして読者がそこそこついていた場合はこちらを推奨)
ひと度「パクリだな」と検索エンジンに認定されてしまうと、それを覆すのは容易ではありません。だから記事(コンテンツ)を移動しておくのが一番望ましいです。SEO対策を施してきたブログならその資産を引き継ぐのも大切なことです。




- 引用とわかるようにquoteタグを使って囲う
- 引用元ページへのリンクを引用部分の前か後にはっておく
- 埋め込み機能を使う
要らぬ疑いをかけられないように、引用元はしっかり明記することを基本動作に組み込んで、良質なコンテンツを蓄積してゆきましょう。