SEO対策はサイトを作る前から始まる!やっておくべき3つの用意

ウェブ構築の基本

独立するし、さぁ、自分の発信の場、集客の媒体としてウェブサイトを作るぞ!と決めたときに素人考えで動くと、後になって痛い目に遭います。この記事ではウェブサイト構築の準備段階で、SEO対策として最低限押さえておくべきことを3つに絞ってお伝えします。

ウェブサイト構築の準備段階で最低限やっておくべき3つのこと

  1.  サイト名を決めてドメイン取得
  2.  レンタルサーバーを決める
  3.  SSL設定(安全な通信方法に設定)

それぞれの段階でSEO対策的に押さえておきたい注意点をご存知ですか?

1. サイト名を決めて、一致するドメインを取得

SEO対策的には、ドメインはサイト名と一致させましょう。サイト名をそのまま横文字にしたようなURLになるように、ドメインを取得するのが好ましいです。もっというならドメイン名は店舗名・屋号と一致させておくといいでしょう。

屋号とサイト名が「木賊堂治療院(とくさどうちりょういん)」だったとしたら、ドメインは「tokusadou.com」とか「tokusado.net」とか「tokusadochiryoin.com」などにしておくのが最もふさわしいです。

ありがちなのが「とりあえず」で適当につけてしまって、サイト名とドメインがかけ離れたものになるパターンです。
「美姿勢サロン Amy’s」がサイト名なのに chocola-amy-love.shopinfo.net がURLに表示されていたら、閲覧者が見ても混乱しますし、何についての情報を発信しているのかもさっぱりわからないし、shopとあるのに物販サイトではないという実態との齟齬があるし、検索エンジンからの評価も下がります。

面倒でも最初にサイト名(店舗名や屋号と一致させるのがベスト)を決め、ドメインを取得しましょう。
ドメインは、お名前.comや、レンタルサーバーが独自に用意している選択肢の中から選んだり、レンタルサーバーが提携しているドメイン管理会社で取得できます。ムームードメインでドメインを取得してロリポップでホームページを作るとか、エックスサーバーのドメインプレゼントを使うとか、いくつかの手段があります。

ドメイン取得とレンタルサーバーの契約って別にやらないといけないんですか?
はい。別な手続きです。
ドメインはいわば戸籍謄本でレンタルサーバーは賃貸住宅と考えるとわかりやすいかも。戸籍謄本は市役所で発行しますが、住む場所は大家さんとの契約になりますよね。そんな感じで別会社と契約するのが主流です。
それぞれの会社と契約したり更新したりしなくちゃいけないってことになりますよね?
そうです。更新時期が異なると注意が必要です。ドメインは生きているのにサーバー契約更新を忘れたがためにサイトが表示されなくなる場合もあります。
レンタルサーバーがドメインも提供してくれる方式だと、管理が一箇所でできて楽ですよ。更新手続きや料金支払いをうっかり忘れてしまいがちな方にはおすすめです。
補足:
どうしても他人に使われたくないドメインがあるなら(自分の氏名や、商標登録したサービス名など)、先にドメインだけ取っておくことも可能です。

2. レンタルサーバーは機能で決める

自分にはどんなレンタルサーバーが向いているかを決めます。
高画質な動画や写真をたくさん載せたい場合なら、容量が大きく、早い通信速度に対応できるサーバーが適しています。テキスト(文章、文字情報)がメインになる場合でも、アイキャッチ画像(注目させるための画像)や将来的に蓄積されるであろうテキスト量を考慮しましょう。
また、ワードプレスを使いたいのならワードプレスが動作するサーバーやプランを選びましょう。

それ以外にも、下記の項目がポイントになります。

  • メールアドレスはいくつまで持てるか
  • SSL対応のオプションはあるか
  • セキュリティ対策が充実しているか
  • 困ったときに人が迅速に対応してくれるサポートがあるか
  • バックアップサービスはあるか
  • FTP(ファイル転送プログラム)がサーバー管理画面に用意されているか
  • ユーザーが多いか

最後の「ユーザー数」についてですが、ユーザーが多いほうがネット上に情報が上がるので、操作に困ったり、そのレンタルサーバー特有の問題にぶつかったりした時に情報を見つけやすいからです。

3. サイトをSSL化するなら早い段階で

ドメインを取得し、レンタルサーバーとの契約を済ませ、ワードプレスを【簡単インストール】機能でサーバーにインストールしたら、まずやっておきたいのがSSL化です。

SSLとは
SSL(Secure Sockets Layer)とは、インターネット上におけるウェブブラウザとウェブサーバ間でのデータの通信を暗号化し、送受信させる仕組みのことです。
引用元:https://jp.globalsign.com/ssl-pki-info/ssl_beginner/aboutssl.html

ちょっとなに言ってるのかわかりません…
簡単にいうと、問い合わせフォームや決済システムなどを使う人たちを、データの盗み見や入力情報の不正取得から守る仕組みのことです。
大事なんですね!サイトがSSL化しているかどうかはどこで見分けられますか?
SSL化非対応のサイトは、Google ChromeではURL欄の横に「保護されていない通信」と表示されます。SSL対応済みだと鍵マークが表示されます。
SSL非対応

SSL非対応の時の表示

SSL対応済み画像

SSL対応済みの時は鍵マーク表示

ご予約やお問い合わせフォーム、メルマガ読者登録のために個人情報を入力させる必要があるのなら、必ずSSLにしてください。レンタルサーバーにSSL設定オプションがついていることが増えましたので、これもレンタルサーバーを決めるときのポイントのひとつになります。

 

まとめ

  • 店舗名・屋号、サイト名、ドメインの3つは一致させておくのがベスト
  • レンタルサーバーは機能で選ぶ
  • 予約や問い合わせをサイト上で受け付けたいならSSL設定は必須

 

適当に始めてしまうと、後になって修正が効かなくなります。SSL化はあとでやることもできますが、ワードプレスを使っている場合はサイト内リンクの書き換えやリダイレクト設定など、やらねばならないことが5ステップほど増えますから、最初に済ませましょう。
まだサイトを持っていない人や、これからドメイン取得してリニューアル作業に取り掛かる人は、ぜひ心にとめておいてください。